今日は「ぶどう饅頭」について書いていこうと思います。
このぶどう饅頭といえば、私にとって子供の時にお盆・正月などに食べれた高級なおやつ。
この中に入っているお札(後で説明します)でよく遊びました。
また、私がトレンド記事ライターとして活動するきっかけとなったのが「ぶどう饅頭」記事でした。
あの頃よりも数段レベルアップした私が色々紹介していきます!(ハードル上げすぎ?)
徳島のお土産ぶどう饅頭とは?
このぶどう饅頭とは、大正3年から続く老舗和菓子「日乃出本店」の名物まんじゅう。現在では色々な味が発売され季節限定の春いちご味や鳴門金時味なども人気。
食べたときに思うのがあんこだけが串に刺さっているそんなイメージですが、餡玉に小麦粉と馬鈴薯澱粉をまぶし蒸しあげているということです。
非常に薄く餡を小麦粉と馬鈴薯澱粉の皮で包まれた饅頭だったんですね。しかも、この皮はあんこの乾燥を防ぐためと色々考えられ作っていたのですね。
さすが創業100年の歴史のある老舗和菓子「日乃出本店」 。
ぶどう饅頭の名前の由来とは?
私が子供の頃から年に数回しか食べられない高級なおやつだったこのぶどう饅頭。牛乳との相性も抜群で大好きでした。(今でも小袋をたまに買ったりします)
そんなぶどう饅頭は、見た目がぶどうに串を刺しているように見える為ぶどう饅頭だと皆さん思っていると思いますが、実は半分は違います!
日乃出本店のある美馬市穴吹町は、古くから山岳信仰のある霊峰「剣山」の玄関口として有名だったんです。
剣山へは毎年、巡礼する信者さん達へ「日乃出本店」初代・西川芳太郎は、その方たちのために何か良いお土産ものはないかと思案し、剣山の“武道“信仰と、果物の“ぶどう”をかけて、「ぶどう饅頭」が誕生したそうなんです。
武道信仰の為に登ったとされる剣山。帰り道でこの甘さにだいぶ癒やされたのでは?旅の土産、土産話しにピッタリですね。
日乃出本店と森永製菓の出会いで誕生
このぶどう饅頭は、特徴としてあんこの中になんと練乳が練り込まれているんです。なんか創業100年老舗が考えたお土産とは思えませんね。
このぶどう饅頭にはとあるエピソードがあります。それは、和菓子作りに熱心に勉強する初代社長である西川芳太郎氏は、森永製菓の初代社長と、その勤勉さを買われ親交があったようなんです。
実際、森永製菓の初代社長が「日乃出本店」へ何度も足を運んでいたようです。
森永製菓といえば、ミルクキャラメル!
なるほど!餡とミルクの組み合わせで「ぶどう饅頭」は、初代・西川芳太郎氏の和菓子への思いと新しい技術を学ぶ姿勢が生み出した最高傑作なんですね。
現在も愛されるこの「ぶどう饅頭」を誇りに思います!
一億円札の理由とは?
私が小さい頃のぶどう饅頭の思い出は、牛乳と一緒に食べると最高!という点と、1億円札です。
最近になって思うのですが、なぜこの1億円札をいれるようになったのでしょう?と思い調べてみました。
そこで出てきたのが、初代・西川芳太郎氏のことを語った3代目のインタビューで、
「今で言う“コト売り”をしていた人で、お菓子を通して、多くのお客様に喜びや笑顔、土産話を売っていたのです。」
とのこと。なるほど!「ぶどう饅頭」の封を開けるとそこには当社お手製の1億円札(結構豪華)はとても嬉しく、確かに話のネタにもなりました。
(現在もぶどう饅頭=1億円札ネタ使います)
ぶどう饅頭というお菓子を通して“お客様を笑顔にしたい”という初代・西川芳太郎氏の熱い想いに感動ですね。
日乃出本店
お土産売り場、スーパーなど様々なところで見かけるこのぶどう饅頭。生みの親である日乃出本店は、徳島県美馬市穴吹町にある穴吹駅前にあります。
公式サイトはこちら↓↓↓
公式サイトではこの日乃出本店の歴史や、ぶどう饅頭について私よりも詳しく書かれていますので要チェックです。直接購入もできます~
まとめ
小さい頃から親しんだ徳島県阿波を代表するお土産の品「ぶどう饅頭」について調べました。
現在も私が他県へ出かけるときにはお土産として持っていく定番の品です。また、私がライターとして駆け出したきっかけを作ってくれたこの「ぶどう饅頭」には本当にお世話になり続けております。
皆さんも一度、この「ぶどう饅頭」を食べてみてはいかがでしょうか?
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