祖谷(いや)のかずら橋は、平家一族の哀話を秘める秘境“祖谷”にある橋。日本三奇橋のひとつにも数えられています。(※)「かずら橋」とは、サルナシなどの葛類をつかって作られた原始的な橋のことで、祖谷のかずら橋もサルナシ(しらくちかずら)で出来ています。
かずら橋の近くには平家伝説の残る「琵琶の滝」も。今回の記事では、徳島県の誇る人気観光地「祖谷のかずら橋」付近にあるホテルをご紹介していきます。
(※)日本三奇橋は一般に、甲州(現・山梨県大月市)の猿橋、防州・岩国(山口県岩国市)の錦帯橋、越中新川郡(富山県黒部市)の愛本橋ですが、愛本橋は現存しないため、その代わりに祖谷のかずら橋などが加えられます。
新祖谷温泉 ホテルかずら橋
こちらのホテルは、祖谷のかずら橋から車で3分の立地。囲炉裏で頂く、郷土料理・地の素材を使った手作り料理が特徴的です。
また、「天空風呂」とも名高い露天風呂へは、なんと専用のケーブルカーに乗って行くんです。コトコトとケーブルカーに揺られ、たどりついた山頂で味わう露天風呂はなんとも味わい深いですよ。遊歩道もあり、あじさいなど季節の花を楽しみたい方にもおすすめ。
露天風呂が山頂にあるというだけあって、もちろんお風呂からの景色は絶景です。秋には紅葉を楽しむこともできます。また、貸し切り風呂の種類も豊富であるほか、露天風呂つき客室もあるので、プライベートな時間をゆったりと過ごしたい方にもおすすめです。
あじわい深いレトロなボンネットバスも名物となっていて、写真映えするとして人気です。主にかずら橋のライトアップツアーに使われているようで、老若男女から愛されています。
所在地:徳島県三好市西祖谷山村字善徳33-1
祖谷の宿 かずらや
こちらも祖谷のかずら橋から車で3分という好立地。徒歩では10分という立地です。山の幸を中心に、地のもの、旬のものをふんだんに取り入れた会席料理が自慢の宿となっています。
このあたりはやはり、水がおいしいだけあって、食事もかなり評判が高いようです。手打ちそばや山菜料理、鮎の塩焼きなど、その季節ならではの料理が楽しめます。
渓谷の山間にあるという立地なだけあって、露天風呂の眺望も魅力的。石造りの開放感のある露天風呂では、春には桜、夏には新緑と、四季折々の自然を楽しむことができます。なんと初夏にはホタルも舞っているのだとか。近年では珍しくなっているホタルは、お子様連れの方にも大人気の様子です。
所在地:徳島県三好市西祖谷山村閑定78
渓谷の隠れ宿 祖谷美人
渓谷の隠れ宿 祖谷美人は、かずら橋から車で4分の立地。こちらの宿では大浴場はなく、檜や陶器など露天風呂付きの客室を選ぶことができ、ゆったりとした時を過ごすのにうってつけです。また、すべて天然温泉となっています。日帰り入浴は不可となっているので、こちらの温泉を楽しめるのは宿泊者の特権です。
客室数は決して多くはなく、また食事処も全個室の囲炉裏・掘りごたつという造り。(※「離れ」の客室に宿泊の際には部屋での食事が可能。)旅行先では日々の喧噪から逃れて、家族など親しい仲の人だけでゆっくりと過ごしたいという方におすすめです。
また、祖谷には山の幸を中心とした郷土料理が色々とありますが、その中でもよく知られているのが祖谷そば。こちらのホテルには、前身であるおそば屋さんから受け継いだというそば処があり、宿泊客以外でも訪れることができるというこのそば処では、ざる蕎麦やすだち蕎麦などを楽しむことができます。
所在地:徳島県三好市西祖谷山村善徳9-3
和の宿 ホテル祖谷温泉
こちらのホテルは、祖谷のかずら橋から車で10分、祖谷渓の小便小僧から1,2分の立地。四国山地を切り裂く深谷は、断定絶壁の続く近寄りがたい美しさが魅力のホテルです。この記事のトップ画像にも使っている壮大な祖谷渓の虜に。
紅葉の時期は、エメラルドに光る水面から山』まで、まさに天然の段的、新緑の季節は素晴らしい木々の活力に添れる次合。山の静寂の中でふと、耳を澄ますと川の流れる音、谷をわたる風の音、そして山々で聞こえてくる為の鳴き声。自然が奏でる様々な音が私たちを日常の茶ただしさから解放してくれます。
所在地:徳島県三好市池田町松尾松本365-28
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